人が旅をするのは…
【人が旅をするのは、目的地に到着するためではなく、旅をするためである。】
ドイツの文豪ゲーテの言葉です。
シンプルな言葉ですが、ちょっとハッとされられました!
昨日に引き続き、実話に基づいた映画のお話をしようと思います。
「ゲーテの恋 ~君に捧ぐ」
サブタイトルに「若きウェルテルの悩み」とあるように、
この悲恋の体験があったからこそ、
『若きウェルテルの悩み』という名作が誕生するんですね。
で、この本は1774年に発行されるとすぐに大ブームとなり、
主人公のウェルテルに共感した若い人たちが
服装はもちろん、
自殺までマネをするという現象が起きたんだそうです。
そのため、いくつかの国では発行禁止になったとか…??!!
ただ、この映画の中で、私が興味深く感じたことは、
これほどまでの才能を持ったゲーテであっても、
無名の頃に原稿を送った出版社からは、
「才能がない」と言われ断られていたことと、
ゲーテのお父さんも、
「詩など書いてないで、ちゃんと勉強しろ!」
なんて言う、とっても "普通" のお父さんだったことです!!
つまり、自分のしたいことや夢に対して、
必ずしも皆が応援してくれる訳ではないですし、
"その道のプロ" って言ってる人からの意見も
大して当てにならないってことです!
なので、自分の心に正直に生きること、
そのことが大事なんだと
改めて教えてもらいました。
【人が旅をするのは、目的地に到着するためではなく、旅をするためである。】
- 作者: ゲーテ,Johann Wolfgang Von Goete,竹山道雄
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1978/12
- メディア: 文庫
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