“いま” “ここ” に生きる難しさ…
【 僕は現実が嫌いだ。でも
おいしいステーキを食べるのにこれ以上の場所はない 】
I hate reality but it’s still the best place to get a good steak.
…いかにもウディ・アレンらしい言葉です(≧∇≦) ♪
1908年の今日6月18日は、ブラジルに移住を決意した
781人を乗せた、笠戸丸がサントス港に到着した日
ということで、“海外移住の日” なんだそうです。
けれど、海の彼方に夢を馳せて船に乗り込んだ彼らを待ち受けていたのは過酷な現実でした。。。
「誰しも現在に不満がある、それが人生というものなんだ。」
これは 「ミッドナイト・イン・パリ」という映画の中で、主人公ギルが言うセリフです。
この映画はウディ・アレン監督で、主人公のギルは深夜12時になると、彼が愛する “黄金時代” の1920年代のパリへタイムスリップして、その時代に生きるフィッツジェラルドやコール・ポーター、
ジャン・コクトーやヘミングウェイといった芸術家たちと出会うという物語。
そしてパブロ・ピカソの恋人、アドリアナに一目惚れした彼は、恋する彼女とパリを歩いているうちに、
彼女が “黄金時代” だと感じている1890年代へと更にタイムスリップ!
その時代にいたのはロートレックやゴーギャンで、二人はルネサンスの時期こそ “黄金時代” だと言う…
そしてギルは大切なことに気づくのです。
「誰しも現在に不満がある、それが人生というものなんだ。」
私たちはつい上手くかいない現実から逃れようとして場所を変えてみたり、過去の傷口をいたずらに触れて殻に閉じこもってみたりしてしまいます。
レイキでも、“いま” “ここ” に生きることが重要であるということを教えていますが、言葉で言うより実際には難しいと私は感じます。
でもこれもクセのひとつなので、もしそんな自分に気づいたら、“あぁまた現実逃避してた!” って、
ただ受け入れていくことから始めればいいんですね。
結局何事も受け入れることからしか始まらないのだということを、この映画は
ウディ・アレンらしい表現で伝えてくれていました。