dramaticlife-japan’s blog

ドラマティック・ライフは、「自己啓発セミナー」×「レイキ」の教えを融合させたオリジナルセミナーを定期的に開催しています。

神様が目的をもって創られた私。

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【神は目的を持って私を創られたと信じています。

  そして早く走れるようにも創ってくださいました。

  私は走るとき、神が喜んでいるのを感じるのです。】

 

 

第54回アカデミー賞で作品賞を含む7部門を受賞した

炎のランナー」の主役の1人、

敬虔なキリスト教徒エリック・リデルの言葉です。

 

 

今日6月23日は、1894年に国際オリンピック委員会がパリで設立されたということで、

“オリンピックの日” なんだそうですです。

 

…という訳で、1924年のパリ・オリンピックに出場した前述のエリックと、ユダヤ系のために差別を受けていたハロルド・エーブラムスという、実在するイギリス人ランナーを主人公にした「炎のランナー」なのですが、この物語以降のエリックの人生が興味深いのでご紹介したいと思います。

 

オリンピックの翌年に大学を卒業した彼は、宣教師となるために中国に渡ったのですが、その6年後の1931年に満州事変が起ります。

それからの中国は外国人にとっても危険な場所でしたが、彼は活動を続け、1943年に日本軍によって抑留されてしまいます。

 

捕虜となっても彼は「汝の敵を愛せよ」と伝え、日本軍のために祈り続けたのですが、1945年の終戦を迎える半年前に脳腫瘍のため43歳で亡くなりました。

 

けれど1982年に「炎のランナー」が日本で上映されたとき、英国のフィルムにあった「日本の収容所で死去」というエリックの最期についての説明が削除されていたんだそうです。

 

そして奇しくも今日は沖縄戦終結の日。

 

隣国から求められている歴史問題への対応も出来ていない状況にありながら、更に70年の平和を崩壊させてしまう方向へ、いま向かおうとしています。

 

日本人が残虐だったのでしょうか? それともアメリカ人が残虐だったのでしょうか?

 私は戦争こそが人を残虐へと変えてしまう魔物だと強く感じます。戦争が起きてしまえば、私たちが残虐な人になってしまうのです。

そんな恐ろしい未来の扉を開けてしまっていいのでしょうか?

 

エリックは残虐な日本軍のために祈りました。

「人を憎むとき、あなたは自己中心的になります。

  けれど人を想い祈るとき、あなたの中心には神がおられるのです。」