読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

dramaticlife-japan’s blog

ドラマティック・ライフは、「自己啓発セミナー」×「レイキ」の教えを融合させたオリジナルセミナーを定期的に開催しています。

Paper Moon

f:id:dramaticlife-japan:20150928013448j:plain

 

「あなた惨めなの?」

 

昨日の9月27日は中秋の名月、そして

今日9月28日はスーパームーンということで、

2夜連続、「月」が注目されています。

 

 

…という訳で、

最近観た「月」の映画が「紙の月」です。

 

 

冒頭の言葉は主人公の梅澤梨花宮沢りえ)が捕まりそうになっている自分を「惨め」と表現したときに、同僚の隅より子(小林聡美)が言った印象的なセリフです。

 

「最も美しい横領犯」といサブタイトル通り、主人公が犯罪に手を染めていく姿が描かれている映画。


そもそも、この「紙の月」というタイトルが気になったので調べてみたら、どうやら英語の 

“Paper Moon”  から来ているようで、この英語には紙の月という意味以外に

作り物という意味があり、

その背景には、まだカメラが各家庭に普及する前のアメリカで、作り物の三日月に座って

記念写真を撮るのが流行ったことがあったからのようです。

 

月に座っている写真は、本来は手が届かないはずのモノを手に入れている姿… なのでしょうね。 

 

たとえ、それがホンモノでなくても…

束の間の喜びであることを知っていたとしても…

 

 

「あなた惨めなの?」

 

そう、私たちは自分が犯罪者にならない為に、常識という名の “観念” を持っていて、危険なことから守ってくれています。けれど観念が強くなり過ぎると、この映画の隅さんのように、銀行員として正しく働くために夜更かしさえ出来なくなります。

 

横領犯になった主人公と、正しさ故に単調な生活を繰り返す隅さん…

 

どちらが、惨め? …そう問いかけられている気がしました。

 

犯罪者になるのは極論ですが、もし自分の中に二人のキャラクターが存在するとしたら、どちらを強く出す人生を選択していきたいと思うでしょうか?

 

紙の月(=Paper Moon)を、人は所詮ニセモノだと笑うかもしれません。

けれど、その瞬間、自分がホンモノの喜びを手にすることが出来たなら、

月自体が本物でも偽物でも関係ないのかもしれません。

 

そうやって考えると、自分の世界をホンモノにする力は、

その人の中にしか存在しないことが良くわかります。

 

 

紙の月 (ハルキ文庫)

紙の月 (ハルキ文庫)