宇宙へ旅立った犬たち
ことを思えば、 僕の不幸なんてちっぽけなモノだ。】
1951年の今日7月22日、当時のソビエト連邦で
2匹の犬を乗せたロケットが打ち上げられました。
宇宙を初めて旅したこの犬たちは幸い無事生還したのですが、その後も宇宙開発のために犬を乗せた実験は繰り返され、その中には亡くなった犬もいたそうです…
この話を聞いて思い出すのは、学生の頃に親友と観に行ったミニシアター系の映画
「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」で、主人公が言っていた冒頭の言葉です。
スプートニクに乗って宇宙に飛ばされたライカ犬のことを思えば、僕の不幸なんてちっぽけなモノだ…
主人公の男の子、イングマルは結構大変な人生を歩いているのですが、辛いことがあっても
“それでもあの犬よりマシだ!” って思うことで自分を慰めているんですね。
で、“あの犬” というのが、ソ連の宇宙犬のことで、中でも実験のために心臓と脳に反応を調べるためのワイヤーを付けられた状態で宇宙へ打ち上げられ、食べ物がなくなるまで地球を5ヶ月回って
餓死した犬 …という設定に、映画の中ではなっています。
この映画自体はこれでとっても良かったのですが、ただ実際自分の人生の幸せを考えるときには、
こうして何かや誰かと比較することで感じる幸せというのは、一瞬だけしか自分を満足させてはくれないように思います。
「あの人よりは “マシ” な人生を歩んでいる」
そんな風に思っていると、いつしか知らないところで自分も、そんな
“あの人” になっているかもしれないのです…(((゚Д゚; ) !!
では、本当の意味で自分の人生を幸せにするためには…??
“本当に自分の心の声を聴いて生きていくこと”
…ありきたりな答えですが、それしかないように私は思います。
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