マハトマ(偉大なる魂)へと続く道
【見たいと思う世界の変化に
あなた自身がなりなさい。】
1893年の今日6月7日は、ガンディーが
その後の人生を変える事件に遭遇した日です。
当時イギリス領だった南アフリカで弁護士として働いていた彼は、仕事でターバンからプレトリアまで行くために一等車の列車に乗っていました。
ところが同乗していた白人が、同じ車両に有色人種がに乗っていることに苦情を訴え、車掌はガンディーに
「インド人(有色人種)は三等車に移動しなさい!」 と命令しました。
けれどガンディーは一等車に乗る権利を主張し、命令に背いたために、列車を降ろされてしまったのです。
途中駅で降ろされた彼は、次の列車に乗っても同様の行為を繰り返し、ときに車掌から暴力行為を受けながら5日間をかけてプレトリアに到着しました。
後に彼は、この事件を
「生涯でいちばん創造的な体験」と語ったそうです。
そしてこの事件が、彼にとって最初の「市民的不服従(命令や法律に自らの良心が従えないと判断したときに、あえて違反し非暴力手段で抵抗する行為)」になりました。
もしこの事件が無ければ、彼が
"マハトマ(偉大なる魂)" と言われることは無かったのかもしれません。
誰の人生の中にもターニングポイントが存在します。
その時点では気づくことが出来ないような深い悲しみ、屈辱、怒り、失望…
けれどそのことこそが、あなた自身を
"マハトマ=偉大なる魂" へと向かうように導いてくれているのかもしれません。