dramaticlife-japan’s blog

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難民映画祭

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君のためなら千回でも!】

 

1947年の今日9月30日は、

パキスタンとイエメンが国連に加盟した日。

 

そして国連機関のひとつである

UNHCR国連難民高等弁務官事務所)が、

明後日の10月2日から

「第10回 難民映画祭」を開催するのですが…

 

 

この映画祭の第3回で上映された作品のひとつが、アフガニスタンパキスタンが舞台となっている

君のためなら千回でも」 という作品です。

 

この映画は、アフガニスタンで恵まれた環境で暮らしていた12歳の少年アミールと、

その家の召使いの子、ハッサンとの友情が描かれています。

 

ただ、舞台となっているアフガニスタンは、

1979年にソ連による侵攻があり、

1989年にソ連軍が撤退した後は国内全土に内戦が広がり、

1994年にはタリバーンが勢力を拡大して後にタリバーン政権を誕生させ、

2001年のアメリカ同時多発テロ以降は、アメリカ軍が空爆をおこないアフガニスタン紛争が起こった、

激動の国。

 

アメリカに亡命していた主人公のアミールが、2000年にアフガニスタンに戻ったとき、そこは

祖国でありながら命の保障が無いような国に変わっていました。

 

「自分の国なのに、旅行者の気分だ」 そういうアミールに、案内人は答えます。

「君は、いつも旅行者だったんだ」

 

国を離れ、安全な場所で生きてきた君に、ここを “自分の国” と呼ぶ資格はない…

逃げたくても逃げられなかった人にしてみたら、亡命者は「ただの旅行者」ほどにしか想えないもの

なのかもしれません。

 

確かにアミールは、逃げてばかりだったかもしれませんが、そんな彼の人生で宝物のような言葉が

 

君のためなら千回でも」 なんです。

 

 

私はこの映画を観て、アフガニスタンという国のこと、そして、いまもなお命の危険に晒さらされ、

理不尽な暴力に屈しなければ生きられない子供たちが存在していることを再認識しました。

 

そして、そんな歴史的背景の中で、アミールとハッサンの二人が、

友情や裏切りに悩み苦しみながら生きる姿を通して、人としての在り方を考えさせられた映画でした。

 

 「君のためなら千回でも

 こんな、見返りのない愛の言葉を言える人でありたいです◎

 

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